インフル・コロナ感染が増加の中…せき止めなどの薬が不足 病院も苦悩「少し離れた処方箋薬局に足を運んでもらわないといけない」(2024年2月5日)
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Video Source: www.youtube.com/watch?v=8aBloTgj9sI
インフルエンザや新型コロナウイルスの患者数が増加しています。そんな中、薬不足が問題となっているといいます。 • 大阪市生野区にある葛西医院。2月5日午前も発熱を訴える患者が来院していました。 • (小林院長)「きのうの何時くらいでしたっけ?熱が出たのは」 • (患者)「昼の12時くらいに38.5℃出ていた」 • 診察を受けに来ていた中学生はインフルエンザと診断。午前中には他にも患者の1人が新型コロナの陽性となりました。 • (葛西医院 小林正宜院長)「1月に入ってインフルエンザの患者さんが再び増えてきまして。多い時で1日10人ほどの(発熱のある)患者さんが来院して、そのうち7人ほどがインフルエンザ、1~2人が新型コロナの患者さんという状況です」 • 厚生労働省によりますと、1月22日からの1週間に大阪・京都・兵庫・奈良で報告された1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、全国の19.20人を上回っています。(大阪:23.81人 京都:24.32人 兵庫:22.26人 奈良:24.89人) • 実はインフルエンザ患者数は、去年12月中旬に一度は減少傾向になったものの、1月からはまた増加傾向に転じているのです。その理由について小林院長はこう話します。 • (葛西医院 小林正宜院長)「去年はインフルエンザのA型が流行しておりましたが、今はB型が流行している状況です。一度A型に感染していても、B型に感染する可能性があるので、注意が必要だと思います」 • 一方の新型コロナも全国の患者数は10週連続で増加。さらに新たな変異ウイルス「JN.1」が広がりつつあり警戒が強まっています。そうした中で懸念されているのが…。 • (薬の在庫管理担当 後藤悦子さん)「風邪系統の薬、せきとか気管支の薬が大変不足していまして。一定の時期から入荷が滞っています」 • せき止めや、たん切りの薬などの全国的な不足。医薬品メーカーの不祥事で薬の生産量が減っていることなどが背景にあるようです。風邪の人やインフルエンザ、コロナ患者などへ頻繁に処方されるというせき止め薬は…。 • (薬の在庫管理担当 後藤悦子さん)「残りは400錠ですね。大変多く出る薬ですので1000錠2000錠と置いておきたい薬で、潤沢に回る時ならそれくらいは用意できていたんですけど、今は入荷が滞って出ているだけの状態なので、すごく不安ですね」 • 葛西医院では、不足して出せない薬については患者に処方箋を出して、他の薬局で処方してもらう対応を行っているといいます。 • (薬の在庫管理担当 後藤悦子さん)「ここ(病院)で薬をもらったら家に帰れる患者さまでも、少し離れた処方箋薬局に足を運んでいただかなければいけない。そこが大変心苦しいですよね」 • 寒さが続き体調を崩しやすい気候が続く中、小林院長も薬不足への不安を口にします。 • (葛西医院 小林正宜院長)「患者さんの症状を和らげる薬を処方しますので、その武器がないと心細いです。そういう不安を持ちながら診療している」 • • ▼MBS NEWS HP • https://www.mbs.jp/news/ • ▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします! • https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?s... • #インフルエンザ #新型コロナウイルス #増加 #薬不足 #せき止め #MBSニュース #毎日放送
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