アウディ新型車「A3セダン」試乗=厳冬の北海道で雪道走行











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アウディジャパンは15日から3日間にわたり、今月14日に発売した新型の小型車「A3セダン」の試乗会を北海道・帯広周辺で開催した。時事ドットコム編集部は、16日午前の部に参加。A3セダンの雪道での高い安定性を体験した。 •  今回試乗した車は、1.8リッターターボのフルタイム4WD「A3セダン1.8TFSIクワトロ」。最高出力は180馬力で、最高トルクは28.6kgm、変速機は6速Sトロニックを搭載している。車体構造にアルミニウムを多用し、車両重量は1470キロに抑えられている。 •  全長4.5メートル、全幅1.8メートルを切るボディは、一般的な立体駐車場にも入れることができるコンパクトなサイズ。一方で、後部座席のヘッドクリアランスが十分に確保されるなど、広い室内空間も実現している。トランク容量は390リットルあり、ハッチバックタイプの「A3スポーツバック1.8TFSIクワトロ」と比べると50リットルほど上回る。 •  この日、帯広は快晴で、絶好のドライブ日和。気温はマイナス10度を下回っているが、陽が当たっている場所はさほど寒さを感じない。試乗車を帯広空港で借り受け、厳冬の大地に向け出発した。 •  まず訪れたのは、その縁起の良い名前から観光名所となっている「幸福駅」。白銀広がる畑の真ん中を駆け抜け10分ほどで到着した。1987年に廃線となり、駅舎とプラットホームが残る幸福駅。敷地内の線路には、かつて運行されていたディーゼル車の「キハ22」2両と除雪車1両が展示されている。雪原にブルーメタリックのA3セダンを置き、色鮮やかなオレンジ色のキハ22を背景に撮影を行った。 •  次に向かったのは、コテージが立ち並ぶリゾート施設「中礼内農村休暇村 フェーリエンドルフ」。並木道が続く施設内の路面は全て雪に覆われ、その様子はまるで風景画のよう。A3セダンで、風を切りながら木立の中を疾走した。 •  最後に訪れたのは、空港から約8キロほどの場所にあるサーキット「十勝スピードウェイ」。ここには、A3セダンの性能を安全に体験できる雪道のコースが用意された。操縦安定性を電子制御する機能「ESC」を標準装備するA3セダン。スリップなどの危険を検知した場合、トルクなどを自動調整し、正常な走行軌道を維持する。 •  まずESCをオフにしてコースを走行してみた。カーブに差し掛かり、アスファルト路面を想定したスピードで進入してみると、一瞬ステアリング操作が困難な状況となった。次にESCをオンにして走りだすと、全く別の車のようだ。ほぼ同じ速度でカーブに進入しても、スムーズにコーナーを抜けて行く。一般道で試すにはリスクを伴うが、安全にESC機能の重要性を認識できる貴重な体験ができた。 •  今回試乗した「1.8TFSIクワトロ」の価格は410万円。エントリーモデルの1.4リッターターボ「1.4TFSI」は325万円。今年5月に発売される280馬力の最上級モデル「S3セダン」は561万円(価格は全て税込み)となっている。 • 映像素材の購入はこちらから https://www2.jiji.com/f/enq/form.php?...

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