万葉集 010074 み吉野の 山の嵐の 寒けくに・・・
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巻一・〇〇七四 • み吉野の 山の嵐の 寒けくに はたや今夜も わが独り寝む • 文武天皇 • 【吉野の山の嵐は寒いのに、 • また今夜も私はひとりで寝るのだろうか。】 • 吉野の山から吹き下ろす、夜の激しい風。カラダは冷えきってしまうほどの寒さなのに、今夜もまたひとりで寝なければならないのでしょうか。 • これは天皇自身の歌というより、旅をする人に共通する感情として詠まれた歌です。 • 万葉の頃は、よく旅をしました。天皇に従う旅、地方に赴任する旅、行商などもあったでしょう。 • 愛しい人を恋しく想ったり、ひとり寝を寒く、寂しく感じることは旅を経験する人たちにとって、一般的な感情として共有できたのです。 • 季節や環境など、カラダで感じる寒さだけでなく、ココロで感じてしまう寒さもある。 • ひとり寝をより一層寒くするのは、寂しさ。愛する人と一緒に眠れないのが旅路なのです。 • いつの時代も、カラダとココロを温めるチカラは大切な人の存在がいちばん強いのかもしれません。 • • 「万葉集ココロ・ニ・マド・ヲ」 • • YouTubeチャンネル「NipponArchives」 • / nipponarchives2013 • 「美しき日本」 • 美しき日本 • 「日本のこころ」 • 日本のこころ • 「明日の遺産 九州」 • 明日の遺産 九州 Heritage of Tomorrow Kyushu • 「京都二十四節気」 • 京都二十四節気 Kyoto Twenty-Four Solar Terms • 「富士山223」 • 富士山223
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