ベンジャミン・リベット
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ベンジャミン・リベット, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1... / CC BY SA 3.0 • #アメリカ合衆国の生理学者 • #アメリカ合衆国の医師 • #意識の研究者と理論家 • #カリフォルニア大学サンフランシスコ校の教員 • #1916年生 • #2007年没 • ベンジャミン・リベット(Benjamin Libet, 1916年4月12日 - 2007年7月23日)は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の生理学者、医師。 • 人間の意識、とりわけ自由意志の問題とかかわりを持つ、自発的な筋運動の際に観測される準備電位(readiness potential)についての研究の先駆者として知られる。 • 2003年には、クラーゲンフルト大学の「仮想ノーベル心理学賞」を受賞。 • 無意識的な準備電位と、主観的な運動意志との関係を調べるために、リベットは、被験者がある動作を時間通りに行おうとする意志の意識的な経験を記録し、後にこの情報を同じ時間に記録された被験者の脳活動の記録データと比較するための、客観的な方法を必要とした。 • このために、リベットは特別な実験装置を必要とした。 • 実験装置のひとつは、陰極線オシロスコープであり、これは典型的には電気信号の振幅と周波数を表示するための道具である。 • しかし、僅かな改変を加えることによって、オシロスコープはタイマーとして利用することもできる。 • 幾つもの波を表示させる代わりに、出力は単一の点であり、この点が円を描いて移動する。 • これは時計の秒針の動きに似ている。 • このタイマーは、オシロスコープ上に刻まれた印の間をこの点が移動する時間が43ミリ秒となるように調整された。 • 点の移動の角速度は一定に保たれるので、距離の違いは、その距離の移動に要した時間へと容易に換算することができる。 • 同時に脳活動を監視するために、リベットは脳波計(EEG)を使用した。 • 脳波計は、頭表の幾つもの点に置かれた小さな電極を利用して、大脳皮質の電気活動を測定するものである。 • 大脳皮質は、脳の一番外側に位置し、高次機能に関わる。 • 大脳皮質の領野間の電気信号の伝搬は、脳波計の電極間で記録される電位の差を生じる。 • この電位差は、特定の大脳皮質領域の神経活動を反映する。 • 随意運動の実際の時間を記録するために、前腕の活性化された筋肉の皮膚上の電極から筋電図によって筋肉の運動が記録された。 • 筋電図における運動開始の時間をゼロとして、他の時間が相対的に計算された。 • リベットの実験に携わった研究者たちは、被験者にオシロスコープ・タイマーの置いてある机の前に座るように頼んだ。 • 脳波計の電極を被験者の頭部に取り付けて、ある時間内に、ボタンを押す、一本の指を曲げる、手首を曲げる、などの小さくて簡単な動作をするように被験者に依頼した。 • この期間内に被験者が何回この動作を行うかについては制限はなかった。 • リベットの実験 0: 休息 1: (500ミリ秒前) 脳波が準備電位を示す 2: (200ミリ秒前) 被験者は意思決定をしたときの点の位置を覚えて報告する 3: (0ミリ秒) 動作開始 実験の間に、被験者は、動こうという意志に最初に気づいた瞬間にオシロスコープ・タイマーに表示される点の位置を報告するように求められた(リベットの実験装置を用いた対照実験では、誤差の範囲はわずか50ミリ秒であった)。 • ボタンを押すことによっても、オシロスコープ・タイマーに表示される点の位置が電気的に記録される。 • 記録されたボタン押しの時間と、被験者が動作をする意識的決定の時間を比べることによって、研究者たちは、被験者の最初の意志と結果的な運動との間の時間差を計算することが可能であった。 • 平均して、ボタンを押そうという意識的な意志が最初に出現した時点から、実際にボタンが押されるまでに、およそ200ミリ秒が経過していた。 • 研究者たちはまた、それぞれの試行について、動作の時間の前後の脳波の記録を分析した。 • 動作の開始に関係する脳活動は主に第二次運動野を中心に記録され、平均して、実際にボタンが押される500ミリ秒前に出現した。 • すなわち、研究者たちは、被験者自身が最初に運動開始の意志を自覚して報告した時間よりも、300ミリ秒も以前に、運動開始に関係して増大する脳活動を認めたわけである。 • 言い換えると、見かけ上の動作に関する意識的決定は、脳内の電気活動の無意識的な増大によって先を越されていたわけである。 • この脳波信号の変化は、準備電位 (readiness potential) または運動準備電位 (Bereitschaftspotential, BP)と呼ばれるようになった。 • 2008年には、別のグループによって、被験者が意思決定を...
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