磐田市でコロナワクチン接種訓練 シミュレーションで見えてきた課題とは?
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県内では2月15日、新たに10人が新型コロナウイルスに感染しました。浜松市では113日ぶりに新規感染者は出ませんでした。感染拡大を防ぐ一手として期待されているのがワクチン接種です。2月13日、磐田市では県内初となるワクチンの集団接種を想定したシミュレーションが行われ、様々な課題が見えてきました。 • <磐田市 渡部修市長>「効力があるといわれるワクチンが接種間近となっています。接種希望者には不安なく接種していただく、これが確実に進むかどうかが大きなポイント」 • 磐田市が行ったシミュレーションは集団接種を想定したものです。市の職員のほか医師や住民などが参加しました。65歳以上の地元住民20人をワクチン接種を受ける人に見立て、いかにスムーズに進められるかを確認しました。磐田市では次のようにワクチン接種を行う予定です。 • <天野真梨花記者>「まずこちらで検温を行い、受付をします。そして事前に送付された予診票に記入していない人は、こちらで記入します。予診票に記入したあと、医師との問診に入ります。そこで接種可能と診断された場合、こちらの接種ブースに移ります」 • ワクチン接種を受けた人は証明書をもらい、15分から30分程度アレルギー反応が出ないか経過観察を行います。今回のシミュレーションでは、受付から経過観察までの一連の流れを「1時間で30人分」のペースでこなすことができるか、待機場所などで「密をつくらない」ようにできるかをチェックしました。 • まず課題となるのが医師の問診です。 • <医師>「病院からもらう薬、注射の点滴などで気持ち悪くなったり、アレルギーはありますか?」 • <接種者役>「特にないです」 • 問診では、接種を受けられるかどうか医師が確認します。ただ、持病などがある人は判断に時間がかかり、結果的に接種作業が滞る恐れがあります。 • <参加した女性>「私たちは後期高齢者ですけどね、もっともっと体が弱い人たちはここまで来るのも大変だし、待ち時間も長いと接種を受ける前から体調を崩す人もいるかも」 • <参加した男性>「先生のところでだいたい引っ掛かるんですよ。(ワクチンを)売っている時間は長いわけではない。そういうところを工夫しないとスムーズに流れないな」 • 証明書の発行にも課題があります。 • <市の担当者>「接種済証を発行しますので、少しお待ちください」 • 接種が終わると受け取る証明書には、注射のロット番号や接種場所、日付など記入しなければいけない項目がたくさんあります。これを1人で対応しなければならず、混雑する場面がみられました。 • <磐田市危機管理課 岡部雅主査>「接種済証の発行で流れが滞ってしまった、スペースを設けたり椅子を設置したりして密にならない改善をしていきたい」 • 今回のシミュレーションでは、すべて終わるまでにかかった時間は約40分。「30人で1時間」という目標は達成できました。 • さらにこんな課題も。今回用意した問診票は市の医師会が作りました。国からの情報提供がまだなく独自で作らざるを得ませんでした。ただ、16項目にも及ぶ問診票に参加者も困惑気味です。 • <参加した男性>「すんなり書けると思ったけど(文字が)見えなかった、時間かかった、5分以上かかった。簡素化できるところは簡素化したほうがよい」 • <磐田市医師会 北原大文会長>「非常に煩雑な問診票なので、単純明快な問診票にすれば、問診を見るドクターも楽、ワクチンを接種する方も楽なので改善が必要」 • 市ではいち早く国の動きを掴み、スムーズに接種できる体制を整えたいとしています。 • <磐田市危機管理課 岡部雅主査>「まだまだ国の情報が少ない中、自分たちで情報を取りにいって、住民が不安にならない接種体制を4月まで整えたい」 • 今回のシミュレーションでは、様々な課題が残りましたが、磐田市では修正や調整をかけながら本番に臨みたいとしています。 • #オレンジ6 2月15日放送
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