ペプチドホルモンとステロイドホルモン 高校生物











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【 note : https://note.com/yaguchihappy 】 • ペプチドホルモン、ステロイドホルモンについて講義します。 • 語呂「10日で捨てろ(透過、ステロイドホルモン)」 • ●ホルモンとは、内分泌腺から血中に分泌される情報伝達物質の総称である。 • ●ホルモンhormoneの語源は「引き起こす」を意味するギリシャ語(horman)。ちなみに、焼き肉のホルモンは「ほうるもん(捨てる物)」に由来していると言われている。 • ●細胞は、受容体とよばれるタンパク質を持っており、その受容体にホルモンが結合することで細胞の中で特定の化学反応がスタートする。受容体は細胞膜上(ペプチドホルモンの場合)にあったり、細胞内(ステロイドホルモンの場合)にあったりする。 • ●細胞膜はリン脂質、つまり脂質(非極性分子)なので、同じ脂質の仲間であるステロイドホルモンは通過できます。極性分子は、同じ極性分子である水分子に引き付けられ、生体膜を横断することができない。 • ●チロキシンはステロイドホルモンではないが、脂溶性なので、細胞膜を通過できる。 • ●例外的に、細胞膜上の受容体に結合するステロイドホルモンもある。ステロイドホルモンであるプロゲステロンは、両生類では卵細胞膜に局在する膜受容体に結合し、細胞内情報伝達系を介して卵成熟を誘起する。 • ●ステロイドはシクロヘキサン環三つとシクロペタン環一つが繋がった構造(ステロイド核)をもつ化合物の総称である。胆汁酸やコレステロール、ホルモンとして動植物中に広く存在している。この複雑な有機物は、十九世紀から研究者の注目を集めていた。ステロイドのひとつに性ホルモンがある。ドイツの研究者ブーテナントは、女性ホルモンの結晶、男性ホルモンの結晶の単離に成功した。彼は性ホルモンの結晶単離と化学構造の解明の業績で1939年のノーベル賞に選ばれたが、ナチスが受賞を禁じたため辞退した。その後、第二次世界大戦後の1949年に受賞した。彼はさらに昆虫の脱皮・変態ホルモンであるエクジソンの単離に成功している。 • • 問題:一般に細胞膜を通過できるのは①ステロイドホルモン②ペプチドホルモン どちらか? • 答え:① • 問題:ペプチドホルモンの受容体はふつう①細胞膜 ②細胞質 のどちらにあるか? • 答え:①(ペプチドホルモンは細胞膜を通過できない。ペプチドホルモンは細胞膜上で受容体と結合する。その情報は細胞内にある別の物質に伝わる。その結果、細胞内で調節タンパク質がDNAに結合し、転写を調節する。逆に、脂溶性のステロイドホルモンは細胞膜を通過できるので[細胞膜の主成分はリン脂質]、ステロイドホルモンの受容体は細胞質にあることが多い。ステロイドホルモンとその受容体は結合した後、セットになってDNAに結合し、転写を調節することが多い) • #生物 • #高校生物 • #ホルモン

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