カラオケ朗読 「無人駅」 ver111 ≪台本は説明文にあります≫











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サンプル動画     • カラオケ朗読 「無人駅」 サンプル動画  CV星野星香ver1 .0   • ☆1 • 十年ぶりに実家に帰る • あの駅はもう廃れてしまったかな • 最近じゃ電車も本数が減って • 寂しい駅になってしまったって • おばあちゃんが電話で教えてくれた • 電車の窓を開けると 生暖かい風が入ってくる • 水の張られた田園に風が走った • 電車からの景色は懐かしくて • つい昔のことを思い出してしまう • 窓に向けていた顔を車内に戻すと • 向かい席のおじさんが気持ちよさそうに目を閉じている • 私はそれに笑顔を向けてまた外を見た • どうしてここはこんなに夏の匂いがするのだろうか • 私に あの日を思い出せと言っているのだろうか • 制服をきた綺麗な夏の記憶を • • ☆2 • 「君に話しかけるのはもう最後にするよ」 • あの日 オレンジ色の教室に二人 • 君は静かに笑って言った • 私にはその言葉が理解できなくて • ただ笑って答えたのだ • 「そう わかった」 • 君は本当によく冗談ばかり言っていた • 「うん ホントに大好きだった 君に出会えてよかったよ」 • 明日も学校があるのに • 君はどうしてもう会えないみたいに言ったのかな • あの日の冗談はなんだかすごく本気みたいで • 君の潤んだ瞳に心臓がとくんと揺れた • 「またあした」 • そう言うと君は少し目を大きくして 少したって言う • 「......うん、そうだね」 • • ラムネのビー玉を取るのを諦めたあの夏 • 綺麗な空が突然濡れた • • 静かな君の笑顔がずっと頭から離れなくて • 傘を忘れた私は制服を濡らしたのだ • 次の日も空は雨で • 熱い道路を冷たく濡らした • • ☆3 • 切ない記憶を乗せた電車は あっという間に田園をすぎた • 水に反射する光が 君の笑顔を思い出させたから • 私はその眩しさに目を細めたのだ • あの日 もし君の不器用なお別れに気がついていたら • 今までずっと 後悔していなかったかもしれない • きちんとサヨナラができていたら • 今も こんなふうに胸が苦しくなんてならなかったかもしれない • 「ここで降りなきゃ」 • 君との明日が来なかった あの日の雨は苦しくて • プシュー • 電車が発車してしまって何もないこの駅で • 甘酸っぱい思い出を背に 私は静かに前を向く • 忘れはしない 制服の夏

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